花粉症の雑学

花粉症の雑学

この時期、多くの方を悩ます花粉症の雑学です。

花粉症って何?

花粉症は、スギなどの花粉(抗原)が原因となって起こるアレルギー疾患の一つです。身体が花粉を体内から外へ出そうして、くしゃみで吹き飛ばしたり、涙や鼻水で花粉を洗い流そうとしているので、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどの症状で多くの人を悩ませています。
日本では、スギのほかにもヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど約50種類の植物が花粉症を引き起こすとされています。

 

北海道・沖縄は花粉症が少ない?

花粉症で最も患者数が多いとされているのは、スギ花粉症で冬の終わりから春にかけて発症します。このスギ花粉症が北海道・沖縄では比較的患者数が少ないと言われています。
これは、戦後、全国の山林では、建材としての使用や治水を目的にスギの木の植林が行われましたが、この植林事業が北海道と沖縄では行われなかったため、その影響を受けずにすんでいると言われています。

花粉症は人間以外にも発症する?

最近、人間だけでなく、犬・猫などのペットでも花粉症が発症しているようです。しかし、人間のように呼吸器症状が出ることは少ないそうで、くしゃみや鼻水等の呼吸器症状が出るとすれば、猫のほうが犬よりは多いそうです。
猫や犬の花粉症は、主には皮膚に症状が出るタイプがほとんどのようで、その診断は「花粉症」というよりは「花粉をアレルゲンとする、アレルギー性皮膚炎」と診断されることが多いようです。

 

花粉症の方に朗報

最近の研究で、花粉症のようなアレルギー症状をもつ人で、いくつかのガンの発症が少ないことが報告されています。
花粉症などのアレルギー症状をもつ人々は、アレルギー症状のない人と比べて、すい臓ガン、大腸ガン、食道ガン、胃ガン、口腔ガン、子宮体ガン、脳腫瘍などの発症リスクが低下するようです。
花粉症の人は、すい臓ガンのリスクが57パーセント低下して、最も一般的な脳腫瘍である神経膠腫の発症リスクが45パーセント低下するという研究報告もあります。

これは花粉症などのアレルギー症状が、免疫システムの過剰反応によりもたらされており、他方で、免疫システムの監視機能が強化されていることを意味するためです。これが、ガンの発症を防ぐ効果をもたらすのだろうと考えられています。

しかし、これはすべてのガンに予防効果があるわけではなく、例えば、肺ガンや乳ガンなどではこの予防効果はみられないようです。

これを読まれて「へぇ」と思っていた花粉症の方でタバコを吸われる方。肺がん予防のためにはタバコを止めていただくのが最大の予防策です。